いつまでも二人で過ごせる安心のご生活を
夫婦で二人部屋に入居するメリットとデメリット
ご夫婦のどちらかが病気やケガで介護が必要になり、日常生活への不安を感じはじめ施設への入居を検討する方もいらっしゃると思います。そのような場合に備え、ご夫婦でどのような生活を送って行きたいかを考えていきましょう。
【二人部屋に入居するメリット】
二人で暮らせる安心感がある
新しい環境でも、長年連れ添ったパートナーと一緒という安心感があります。同じ空間で生活を送るため、何か手伝って欲しい時も今まで同様に気兼ねなく頼むことができます。
職員に任せることができる
施設には多くの場合、介護職員が24時間常駐、あるいは緊急コールで職員が適宜対応する体制が整っています。万が一の時や、夜間に何かあった時には、すぐに職員を呼ぶことができるため、早期の対応が可能となります。
費用負担を抑えることができる
二人部屋の場合、個室よりも毎月の費用は高くなりますが、それぞれが個室に入居するより、費用の負担を抑えることができます。また契約も一室で済むため、手続きの負担を軽減することもできます。
【二人部屋に入居するデメリット】
どちらか一方への負担が大きくなる
ご夫婦で介護度が異なる場合、職員がいるとは分かっていても、パートナーのことが気になってしまったり、毎回職員を呼ぶことを申し訳ないと感じる方も多く、心身・介護の負担が今まで以上に大きくなってしまう場合があります。
どちらかが亡くなった時の費用負担が大きくなる
メリットでは、『ご夫婦で入居した場合は費用負担を抑えることが出来る』とお伝えしました。一方で、どちらかが亡くなってしまった場合は、費用負担が大きくなってしまいます。施設では個室への移動も可能となりますが、その時のお身体の状態や空室状況により、個室への移動ができない場合があります。
施設の選択肢が限られてしまう
二人部屋がある施設は限られており、さらに空室があることが少ないため、いざ夫婦での入居を検討した際に、選択肢が限られてしまいます。そのため施設選びで何かを妥協しなければいけない可能性が大きくなり、いざ入居となった場合も不満や不安を感じながら生活を送らなければいけないということも考えられますので、早めに準備を進めると良いでしょう。
施設でのお二人暮らし
居室の選び方と傾向
施設に二人入居を検討する場合、主に3つの選択肢があります。
二人部屋に入居する
多くの場合、寝室とリビングが分かれており、その他ミニキッチンやトイレ、洗面台が完備されています。これまでの生活と大きく変わらない環境なので、使い慣れた家具類をお持ち込みいただき、レイアウトも楽しむことができます。
二人部屋が満室のため待機する
全体的に、二人部屋の室数自体が少なく、待機される方も多くいらっしゃいます。
そのような時は、いったん個室二部屋で入居して二人部屋が空くのを待つ方、入居せずにその施設の二人部屋が空くのを待つ方といらっしゃり、身体状況やタイミングに応じて選択されることが多いようです。
個室二部屋にお一人ずつ入居する
ほどよい距離感を希望される方、互いの介護度が異なることから、個室を選択される方もいらっしゃいます。
二人部屋に空きがない、あるいは全室個室の施設の場合も、個室二部屋の選択となります。
二部屋は、施設の空室状況と入居対象者の介護度による部分が大きく、隣同士や向かい側を選べることは少なく、居室が離れたりフロアが別々となる場合もあります。
また、施設に確認は必要ですが、個室二部屋の場合、一部屋を寝室(ベッド2台配置)、もう一部屋をリビングとするケース。あるいは、寝室を別々にし、日中はどちらかの居室で過ごすケースと、柔軟に使い分けることも可能です。
見学時のポイント
二人部屋と個室のどちらを検討されていても、居室の広さと間取りを確認して、お二人分の何をどこに配置するか考えましょう。
また、施設ではレクリエーションをはじめ、食事や入浴などある程度時間帯が限られているものがあります。職員による声掛けや案内はあるのか、時間の範囲内であれば自分のタイミングで行くことができるのか確認することで、入居後の生活スタイルもイメージすることが出来ます。
お二人の過ごし方や好みの環境、落ち着く雰囲気が、異なる場合もあるでしょう。誰にとってもすべてが叶う施設を見つけることは難しいですが、互いの優先順位をよく話し合い、見学されることをお勧めしています。
すでに二人入居している例があれば、見学時に「どのように決断したのか」「意見が異なる場合はどのように話し合われたか」聞いてみるのも良いかもしれません。
「夫婦・二人部屋ありの施設特集」施設一覧
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