シニアライフを充実させる！高級老人ホームの魅力やサービスをご紹介

高級老人ホームとは

高級老人ホームとは、一般的な老人ホームに比べて豪華な内装・設備を揃え、充実したサービスを提供している老人ホームのことです。

民間企業が運営する有料老人ホームは、それぞれ独自のサービスで快適な暮らしをサポートしています。高級老人ホームは、特に手厚くハイグレードなサービスを提供しているのが特徴です。まるでホテルのような高級感のある外観・内装や、レストランさながらの豪華な食事、プールやシアタールームといった充実した共用設備など、贅沢で豊かなシニアライフを送るための環境が整っています。

高級老人ホームの特徴

高級老人ホームならではの特徴として、ここでは以下の6つのポイントについてご紹介します。

• 立地

• 外観・内装

• 共用設備

• 食事

• イベント・レクリエーション

• 医療介護体制

優れた立地

高級老人ホームは、東京や大阪といった便利な都市部を中心に建てられています。交通の利便性がよく、商業施設も充実しているため、生活するうえで不便を感じることはほとんどありません。

一方、都心から離れた、静かで自然環境が豊かなリゾート地に建てられていることもあります。別荘として人気の土地に建てられた高級老人ホームでは、都会の喧騒から離れ、風光明媚な自然に囲まれた、豊かでのんびりとした生活を楽しめるでしょう。

外観・内装が豪華

高級老人ホームは、お城やホテルのような豪華絢爛な外観・内装が魅力です。敷地が広いだけでなく、エントランスが大理石でできていたり、こだわりの家具や調度品を揃えていたりと、上質で特別感のある空間で生活できます。まるで高級ホテルで生活しているかのような非日常的な感覚を味わえます。

もちろん、室内はバリアフリーが徹底されており、安全性と使いやすさも考慮されています。

充実した共用設備

高級老人ホームでは、共用設備が充実している場合が多いです。一般的な老人ホームには、リビング・食堂・浴室・トイレ・リハビリスペースといった基本的な共用設備が揃っています。

高級老人ホームには、さらにカラオケ・温泉・プール・シアタールーム・理美容室などの共用設備が完備されています。このように、娯楽を楽しむための充実した共用設備を利用できるのも、高級老人ホームの大きな特徴です。

こだわりの食事

高級老人ホームでは、食事にもこだわりが見られます。主菜・副菜のバランスが取れた、健康面に配慮した美味しい食事が楽しめることはもちろん、有名なレストランやホテルが監修した豪華な食事を味わえたり、豊富なメニューの中から好きなものを選べたりします。イベントの際には、高級レストランのシェフが出張で食事を提供してくれることもあります。

食堂も高級店のような豪華な内装で、特別感を味わいながら美味しい食事を楽しむことができます。

多彩なイベント・レクリエーション

有料老人ホームは、施設ごとに独自のイベントやレクリエーションを用意していることが多いです。なかでも、高級老人ホームは充実したプログラムを揃えており、様々な趣味や運動を楽しめるよう工夫を凝らしています。

外部から専門の講師を招いて行うフィットネスやゴルフ、カメラや陶芸、英会話など、ジャンルを問わず多彩な趣味を楽しむことができます。新たな趣味を見つけたり、レクリエーションを通して楽しく体を動かしたりと、充実した生活を送ることができます。

手厚い医療介護体制

多くの高級老人ホームでは、外部の医療機関と連携したり、内部にクリニックを併設していたりと、充実した医療体制を完備しています。看護師が24時間常駐していたり、医師や介護福祉士を基準よりも多く配置していたりと、手厚い医療介護サポートを受けられるのも魅力です。

高級老人ホームの費用相場

充実したサービスを提供する高級老人ホームは、一般的な有料老人ホームよりも費用が高い傾向にあります。

一般的な有料老人ホームの場合、初期費用は0〜1,000万円程度、月額費用は15〜35万円程度が相場です。一方、高級老人ホームでは初期費用が1,000万以上かかるケースが多く見られます。中には、数億円かかる施設もあるほどです。月額費用も高額で、200万円程度必要になる施設もあります。

このように、初期費用・月額費用ともにかなり高額である点は、理解しておきましょう。

高級老人ホームの入居条件

多くの高級老人ホームは、入居にあたって様々な条件を設けています。施設選びの際は、まずは入居条件について確認することが大切です。

ここでは、高級老人ホームの入居条件として、以下の2つのポイントについて解説します。

• 健康状態

• 費用の支払い能力

健康状態

高級老人ホームでは、施設ごとに受け入れ可能な健康状態の基準を設けています。受け入れ可能な要支援・要介護度や、対応できる疾患・医療行為、認知症を患っている方の受け入れ可否について、必ず確認してください。

入居条件を「自立」のみとしている施設もあれば、介護が必要な状態であっても、軽度であれば入居できる、という施設もあります。

また、施設の医療体制によって、対応できる疾患や医療行為は異なります。基礎疾患のある方や、何らかの医療行為・医療的ケアが必要な方は、施設で対応可能かを確認することが必要です。

疾患の中でも、特に認知症への対応について確認しましょう。認知症を患っている場合は、大声やひとり歩き（徘徊）・記憶障害・行動障害といった症状につながるため、専門の知識やスキルを持った人材が対応する必要があります。

受け入れ可能な健康状態は施設によって異なるため、施設に問い合わせ、相談してみてください。

また、入居後に健康状態が変化する可能性もあります。その場合の対応についても、必ず確認しておきましょう。

費用の支払い能力

高級老人ホームに限りませんが、入居者の支払い能力についても入居条件となっているケースが多く見られます。事前審査で、収入や資産の状態を確認されることもあります。

また、入居にあたって身元引受人や保証人が必要になる場合が多いです。基本的には、入居者のご家族が身元引受人や保証人となります。施設によっては、条件を満たしていることを前提に、友人・知人が保証人になることができる場合もあります。成年後見制度や、民間の保証会社を利用できる可能性もあるため、保証人の条件については施設に確認してみてください。

失敗しない！高級老人ホームの選び方

老人ホームで充実した生活を送るためには、複数の施設を比較検討し、納得のいく老人ホームを選ぶことが大切です。

入居後に「思っていた生活と違った」と後悔することがないよう、見学や体験入居時には、以下のポイントをチェックしましょう。

• 立地条件

• スタッフの雰囲気・対応

• 他の入居者の様子

• 食事の内容・味付け

• 医療体制

立地条件

施設の立地は、入居者ご本人の生活の質を左右するだけでなく、ご家族の面会のしやすさにも関わる重要なポイントです。施設の周辺にリフレッシュできるスポットは多いか、交通手段が豊富でアクセスが良いかなど、立地条件も重視して選びましょう。

利便性よりも、静かな環境で暮らしたいという場合は、リゾート地に建てられた自然豊かな施設を選ぶことがおすすめです。

ただし、リゾート地に建てられた高級老人ホームは、ご家族が面会に訪れにくいという難点があります。電車1本で行ける場所や車で比較的簡単に行ける立地なら、定期的に面会に行くことができます。ご家族との面会の時間は、入居者ご本人にとって何よりも嬉しいものです。ご家族も、定期的に面会に訪れることにより、楽しく快適に暮らせているかを確認でき、安心することができるでしょう。万が一の事態が起きた時も、すぐに駆けつけられます。

ご本人の希望とご家族の面会のしやすさなどを重視して、立地について検討することが大切です。

なお、高級老人ホームの中には、ご家族と過ごすための設備を設けているところもあります。定期的に面会に訪れる場合は、ご家族が宿泊できるゲストルームや、一緒に食事を楽しめるスペースを設けているかどうかもチェックすることがおすすめです。

スタッフの雰囲気・対応

高級老人ホームでは、充実した設備やサービスで快適な暮らしを送ることができます。設備やサービス内容と同様に重要であるのが、スタッフの雰囲気や対応です。スタッフは明るく穏やかな雰囲気か、スタッフの接遇・マナー教育は行き届いているか、入居者の目線に立って接してくれるか、適切なサポートを行ってくれるかなどを重視して選ぶことが大切です。

スタッフのなかでも、特に施設長がどのような人であるかを確認することがおすすめです。施設長は、スタッフや施設の雰囲気に大きく影響を与えます。見学時に施設長と接する機会があるならば、人柄や見学者への姿勢にも注目してみてください。

他の入居者の様子

他の入居者の様子も、老人ホーム選びにおいて重要なポイントとなります。いくら豪華な施設でも、入居者が楽しそうに生活していなければ、充実した生活を送れるとは限りません。他の入居者の表情やスタッフとのコミュニケーションの様子などを確認することが大切です。このポイントは、特にパンフレットやホームページでは分からない部分であるため、見学や体験入居時にぜひチェックしてみてください。

食事の内容・味付け

多くの高級老人ホームでは、食事に力を入れているため、栄養バランスがとれた美味しく多彩なメニューを楽しめます。そのため、食事の質について心配する必要はあまりないでしょう。

しかし、食事の内容や味付けが入居者ご本人の口に合わない、というケースも否定できません。食事の好みの違いは、老人ホームで生活するうえで大きなストレスとなってしまうこともあります。見学の際に、実際に提供されている食事を試食できる場合も多いため、内容や味付けが好みに合うかを確認することが大切です。

医療介護体制が充実しているか

老人ホームは、医療機関と連携をとり、訪問診療や緊急時の対応に備えています。どのような医療機関と連携しているかは、事前に確認しておきましょう。

また、施設によって、医師や看護師といった医療介護人員の配置は異なります。看護師が24時間常駐している施設や、基準よりも多くの人員を配置している施設を選ぶことにより、その分手厚い医療介護サポートを受けることができ、安心して生活できます。

費用を支払い続けられるかも重要

前述のとおり、高級老人ホームは、一般的な老人ホームに比べると高額な費用がかかります。そのため、費用を支払い続けられるかが非常に重要です。初期費用を支払えるかどうかだけではなく、その後も問題なく月額費用を支払い続けられるかどうかについて、十分に検討する必要があります。

事前に想定入居期間と必要な費用を算出し、将来的に介護が必要になる可能性も想定したうえで、無理なく費用を支払い続けられるかを考えましょう。

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