関東版

駅近の施設で快適なご生活を

施設探しの際、予算やサービスと同様に重要視されるのが、立地条件です。
「自宅から近い」「交通の便がよい」「生活の利便性」「自然環境」などを求める方が多くいらっしゃいます。

自宅から近い・交通の便がよいことは、「面会に通いやすく、会いに行きやすいという安心感」につながり、生活の利便性・自然環境は「入居後の快適な生活」へとつながります。
特に面会に関しては、「今まで毎日自宅に様子を見に行っていたことから、毎日でも施設に様子を見に行きたい」「最低でも週2～3回は面会に行きたい」というご家族も多くいらっしゃいます。

また入居者にとっても、家族や友人が会いに来てくれることが、大きな安心感につながります。
一般的に老人ホームへ入居する方の平均年齢は81.3～84.8歳という統計も出ており、ご家族の中には、車の運転をできるだけ控えたいという方も多くなってくる頃かと思います。
そういったことから、電車やバスといった公共交通機関を利用して面会へ行くことが多くなるため、駅から近い施設を選ぶことで、面会や緊急時に駆けつける時の負担軽減にもつながります。

外出のできる老人ホームも多く、駅周辺に商業施設が充実している施設であれば、利便性も良く、有意義な時間をお過ごしいただく事ができます。
※2023年4月現在、コロナウィルス感染症対策のため、面会や外出制限している施設があります。

住み慣れた環境と希望の立地

一般的に、駅から近い、あるいは周辺環境の良い施設は、そうでない施設と比べて家賃などが高い傾向にあります。その分、メリットが多いのも事実です。先にふれたようなアクセス面の他に、駅や施設周辺の環境も大きく関係しています。

例えば、施設から最寄り駅までの間に、コンビニや薬局、スーパーマーケットがあれば、面会の前後にちょっとした買い物ができます。飲食店があると、入居者ご家族でちょっとした外食ができるかもしれません。郵便局や役所があると、引っ越しの際の住所変更や転送手続きにも便利です。

一方、閑静な住宅街や自然豊かな環境を好まれる方もいらっしゃるでしょう。散歩が出来るような公園が近くにあったり、大きな通りに面していない施設も多くあります。
駅から近いだけではなく、入居対象者がこれまで暮らしてきた生活環境に近い環境を選ぶのか、主な面会者の行き来（自宅または職場からか、平日か土日かなど）を重視するのか、家族で相談しましょう。

また、大きな荷物(排泄用品や衣類、家具など)や面会に行けない時に届けたい場合は、郵送先を施設住所にすることで、直接送る事ができます。
事前に、施設に連絡しておくことで、ご本人に届けたり、指定の場所に置いてもらうことができます。都合でなかなか面会に行けない場合は、一度施設に相談してみてください。

施設見学の時は、入居後に面会者が実際に利用する交通手段を使ってみましょう。
公共交通機関であれば、運行本数や混雑具合、乗り換えのしやすさなどの交通の便。車であれば、道路状況や道幅、施設の駐車スペースなども体感することができます。

特にバスを使用する場合、道路渋滞で到着時間を読みづらいと感じたり、雨の中傘をさしながらバスの到着を待ったりと、みなさんご経験があるかと思います。
一方で、電車のようにホームまで階段がなかったり、駅構内を歩かずに済むため、バスの方が負担に感じない方もいらっしゃるでしょう。

また、施設から最寄り駅までの間に、どのような店舗があり、どのような雰囲気の街かも確認してください。

日頃使い慣れた交通手段を中心に、入居後施設へ行くことを想定して見学してみましょう。